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1.販促メール・メルマガの作成ポイント

第3回の「固定客・リピート客づくりの為のメール会員募集の秘訣」の記事に続き、第4回は飲食店、エステ、アパレルなど店舗向けのメルマガ・メールの作成方法を紹介します。 メルマガ・メールの作成方法のポイントを意識して作成することで販促メールによる集客効果が期待されます。

1-1.お客様にとってメリットのあるメルマガ・メールを作成する

メルマガ・メールを作成する前に、まずはお客様にとってどんなメリットのあるメール内容にするかを決めることが重要です。 このメリットが明確に決まらなかったり、魅力のないメリットの場合は集客に結び付きません。

1-2.店舗とお客様の距離を意識する

メルマガ・メールを作成する上で大切なのが、店舗とお客様の距離感です。 たとえば、小さな店舗の場合は、お客様と店主の距離は顔見知りのお客様が多く非常に近い距離の関係にあります。 逆に大きな店舗の場合は、お客様とお店の距離は少し遠い距離になる傾向があります。 このように距離感の違いで、どのような挨拶や話題などメール内容を意識して作成することが重要です。 小さな店舗の場合、身近な話題やちょっとしたお店の出来事を書いて親近感の沸くメール・メルマガ作成がポイントです。 大きな店舗の場合は、文章は簡潔に、メリットを明確に打ち出すようなメール・メルマガがポイントになります。 どちらのメールも大切なのは、距離感を意識つつ読み手のお客様に心を込めてメール・メルマガを作成することが大切です。

1-3.定期的に配信するメールだから飽きさせない工夫が重要

メルマガ・メール配信は、毎週など定期的に配信することが多いメールです。 そんな定期的に送るメールだから、お客様に飽きさせない工夫が大切です。

2.集客効果を上げる為のメルマガ・メールの書き方

店舗から沢山のお客様へ一斉メールを配信するメルマガは、友達や家族と送るメールとも違い、またビジネスで使うメールとも違います。 メルマガによって店舗への来店のきっかけになるようなメールを作成する必要があります。

2-1.メールタイトルの書き方

メルマガのメールタイトルの役割・目的は何でしょうか? 家族や友人のメールタイトルならメール本文の要件を簡潔にタイトルになります。 しかし販促メールのメルマガのタイトルの役割・目的は「メール本文を読んでもらう為のタイトル」になります。 家族や友人のメールタイトルならどんなメールタイトルでも本文は必ず読みます。 しかし店舗からの販促メールは、お客様はメールタイトルを見て、本文を読むか読まないかを判断します。 このようにメルマガのメールタイトルは本文へ誘導する為の重要な役割を果たします。

2-2.メール本文の書き方

メール本文は、前文、主文、末文の3つの構成のポイントを紹介します。

前文:挨拶

定期的に配信するメルマガの挨拶文は短くさらに次の「主文」を読んでもらうための文章です。 挨拶は形式ばらずに短く書き、そのあとに続く話題から主文へ誘導できる文章にする必要があります。

主文:主文はお客様にとってのメリットを簡潔に伝える

主文はお客様の来店につなげる為のメリットを明確かつ簡潔に書くことが大切です。 あまり詳しく書きすぎないようにして要点だけをまとめ詳細は文末へつなげます。

末文:文末はWEBへ誘導する

末文はメール本文では紹介しきれない内容や写真などをWEBページに誘導します。 WEBに誘導することで、さらに来店の集客効果を高めることができます。 文末からWEBページまで誘導できれば、メール本文の役割や目標はほぼ達成されたと言って良いでしょう。 メルマガから誘導できたWEBページのアクセス数をチェックすることでメール本文の良し悪しを確認することができます。

3.メルマガ・メールの例文

ここまで紹介したメルマガの作成ポイントとメルマガの書き方の二つ内容を実践した4つの例文を紹介します。 紹介する4つの例文は毎週配信する「定期的な販促メール・メルマガ作成例文」、雨の日や集客に力を入れたいときの「客入りの悪い時の販促メール例文」 〇〇周年の感謝の気持ち込めた挨拶とサービスを含めた「創業・創立記念日ののメール・メルマガ作成例文」、お客様の誕生日のお祝いメッセージを添えた「お誕生日メール作成例文」の書き方を紹介します。

3-1.定期的な販促メール・メルマガ作成例文

メルマガを定期的に配信することで、強力な集客効果につなげることができます。 そのためには定期的な販促メールはお客様にとってのメリットと飽きさせないメルマガ作成を意識することが大切です。 メールタイトルやメール本文の書き方や目的をきちんと理解して作成することが重要です。

定期的な販促メール・メルマガの書き方

配信日時を決める

定期的に配信するメルマガは、決まった曜日、日時に配信することがお勧めです。 不定期なメルマガ配信は時にお客様にとって不快に感じることがあります。 決めた日時に配信することで、受け取る側のお客様にとっても都合がよい場合があります。 店舗の業種、客層の違いはありますが、平日の集客を意識した定期的なメルマガ配信の場合は、月曜日12時~13時、15~16時が読まれやすい傾向があります。 週末の集客を意識した定期的なメルマガ配信の場合は、水曜日~木曜日の12時~13時、15時~16時が読まれやすい傾向があります。

メールタイトル

メールタイトルは一目で伝わるメリットでお客様の関心をひかせます。毎回違うタイトルにします。

前文

前文の挨拶は簡潔かつ季節感や話題性のある話を入れると、親近感が沸くメールになります。

主文

メリットやターゲットを意識した販促内容を わかりやすく書くことがポイントです。

末文

末文はさらに詳しい内容をURL先に誘導します。

写真が集客を促進する

写真で紹介することで、具体的なイメージが伝わりより魅力あるメール販促になります。

飽きさせない工夫

定期的に配信するメールだから季節感あるデザインテンプレートを使うなど変化を持たせる工夫が大切です。

メリットは明確に

どれだけお得なのか分かりやすく、メリットを明確に記載します。

3-2.客入りの悪い時の販促メール例文

客入りの悪い時の販促メールは、メールタイトル、メール本文の役割や目的を抑えた上で、さらに集客を促進するための販促内容が重要になります。 集客が悪いということは、お客様の足が鈍いということになります。集客の悪い条件に対して、お客様の足を店へ運んでいただく為の「目玉の話題」が必要になります。

客入りの悪い時の販促メールの書き方

メールタイトル

メールタイトルはキャッチコピーのようにインパクトのある魅力あるタイトルにします。

前文

挨拶文は定型文のようにいつも決まった形式にしなことがポイントです。変化を持たせましょう。

主文

客入りの悪い時だからこそ、思い切った販促が重要です。 たとえば通勤帰りのサラリーマンに人気のメニューを目玉として打ち出してターゲットを意識した集客イメージが沸くような販促内容にすることが大切です。

末文

末文はさらに詳しい内容をURL先に誘導します。

こだわりを伝える

販促メールはメニュー紹介や割引サービスの情報を紹介するだけではありません。 店舗のメニューのこだわりや思いを紹介する場でもあります。 そういった「こだわりメニュー」を目玉にすることで集客の悪い日のメール販促になります。 こだわりとは、食材の産地、仕込みの手間や時間をかけて作っていることなど、メニューの思いをわかりやすく紹介します。

メール会員だけ特別感を出す

お客様は「優遇される」事が好きです。 VIP感まではいかなくても、メール会員だけの価格を知ってもらうことで「食べに行きたい」という気持ちになります。

3-3.お誕生日メール作成例文

お誕生日メールはお誕生月のお客様へお祝いのメッセージを毎月自動配信する為のメール配信です。お誕生日メールは一度設定すれば、後はずっと自動で配信されます。 家族や友人と一緒に利用できるサービスや自分へのご褒美などお客様が来店の理由なるような「お祝いサービス」にした販促内容にすることポイントです。

お誕生日メール作成例文

お誕生日クーポンの配信の仕方

店舗の場合はお誕生日メールは顧客の誕生月に毎月1日配信することで余裕をもってお祝いのクーポンを使っていただける期間が設けられます。

メールタイトル

一目でメールの内容が伝わるようなタイトルが重要です。

前文

前文は店舗や店長からのお祝いの言葉を添えます。

主文

お誕生日のお祝いのクーポンは、クーポンの利用シーンがイメージできるようなお客様が使いやすい、使いたくなるクーポン内容にすることが重要です。

末文

末文はさらに詳しい内容をURL先に誘導します。

3-4.創業・創立記念日のメール・メルマガ作成例文

創業・創立記念日のメール・メルマガ作成例文は、日頃の感謝の気持ちを伝えつつ集客効果を上げる為のメルマガ作成方法を紹介します。

創業・創立記念日のメール・メルマガ作成例文

メールタイトル

一目でメールの内容が伝わるようなタイトルが重要です。

前文

感謝の挨拶文は、短めに簡潔に書きます。

主文

創業・創立記念日のターゲットはお得意様やメール会員をはじめ多くのお客様を対象とする為、需要の高いサービスを打ち出すことによって集客効果の高いメルマガになります。

末文

末文はさらに詳しい内容をURL先に誘導します。

創業からの思いや今後の一年の気持ちを伝えよう

創業・創立記念日はお客様へ感謝の気持ちを込めたメッセージを伝えるだけではなく、開店から〇〇周年たった今の店舗の思い、そしてこれからの1年どのような営業(商品やメニュー)を提供していくか店舗営業の思い伝えることで魅力あるメルマガになります。 お客様が店長の思いや情熱を知ってるもらえることによって、お店のファンを作る絶好のチャンスになります。

サービス期間は1~2週間

サービス期間は店舗の営業に合わせ1~2週間程度(店舗によっては1か月というケースもある)にすることで多くのお客様の来店につなげる事ができます。

4.作成したメルマガ・メールのチェック方法

作成したメルマガを読み返すことが大切です。誤字脱字の確認するだけではなく、次のチェックポイントが抑えられているか確認してください。 また配信したメルマガはスタッフにも確認してもらうような習慣が大切です。客観的な確認が集客効果のあるメルマガ作成のヒントにつながり、店舗の集客力になります。

このように集客効果を上げる為のメルマガ作成を継続的に作成するのは簡単ではありません。 しかしメルマガ作成は販売促進計画に沿って作成することによって、非常に効率よく魅力あるメルマガを継続的に配信できるようになります。 次回は販売促進計画に沿って集客を伸ばすメルマガ・メール配信の活用方法を紹介します。